2014年5月23日金曜日

タイのクーデターに反対する共同声明

タイのクーデターについて、Facebookに「アジア太平洋地域の左派政党と団体による共同声明 (原文は英語)」という文書が発表されていたので、参考までにざっと翻訳して紹介します。

アジア太平洋地域の左派政党と団体による共同声明
2014年5月23日 21:31

タイにおけるクーデターを非難し、戒厳令の即時廃止を要求する地域の左派政党と団体による共同声明。
この声明に署名していただける団体は、int.psm@gmail.com に電子メールを送ってください。



またタイで起きたクーデターに「No!」

以下に署名したわれわれの団体は、プラユット・チャンオチャ指導部下のタイ軍隊により行われた最近のクーデターを強く非難する。

今回、2006年のクーデターの約8年後に起きたクーデターは、タイの民主主義や社会正義を拡張するものではなく、単に独裁的支配の掌握を強化し、既存の 民主的団体を弾圧しようとするものでしかない。軍はすでにメディアとインターネットに対する取締りを始め、クーデターに反対する人々を逮捕している。

このクーデターは、自分たちの力を強めるために民主的空間の縮小を企むタイの支配階級の利益を保護することを目的としている。タイの暫定軍事政権は、政治 危機を解決するための自由かつ公平な選挙の実現には関心がなく、支配に対する明らかな脅威とみなされる表現の自由を保護するものではない。

タイ軍は、たとえば2010年の赤シャツによる民主主義を求める抗議運動に対する血なまぐさい大虐殺のように、民主化運動への冷酷な弾圧で知られている。

ゆえにわれわれは以下を要求する:
- タイにおける戒厳令を即刻停止し;
- タイの人々が民主的に将来の政府を選べる選挙プロセスを回復し;
- タイにおける弾圧と政治的反体制派の逮捕をやめ、すべての政治犯を釈放し;
- ASEAN各国の政府は共に、タイでクーデターを非難し、終息させるための圧力を行使し;
- すべての国の政府は暫定軍事政権を承認しないことを示すために、外交官をタイから撤収させよ。

軍事クーデターとタイの民主主義の回復のためのたたかいのために、われわれはタイにおける民主化運動との連帯を強化する。

署名団体:
1. Parti Sosialis Malaysia (PSM)
2. Partido Lakas ng Masa (PLM), Philippines
3. Socialist Alliance, Australia
4. Turn Left, Thailand
5. Social Action for Change (SAC), Cambodia
6. Socialist Aotearoa, New Zealand
7. Unite Union, New Zealand
8. Thai Alliance for Human Rights – Australia
9. Awami Workers Party, Pakistan

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